【今更聞けない4形態の会社】「合同会社と株式会社の違いって?」

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20年1月23日

株式会社〇〇社」「合同会社△△」「有限会社□□」 就活をしていると様々な会社に出会います。 企業間での取引によって収益を得ているBtoB企業や消費者に商品を届けるBtoC、また消費者同士が売買を行うCtoCなど会社のビジネスモデル形態様々。企業研究が進んでいない段階では、聞き慣れない名前も多いでしょう。 企業によってビジネスモデル、ビジョン、ターゲット、取り組む社会課題、事業内容などに違いがあるのですが、まず一番大きな枠組みである「会社設立までの違い」を知ることで基礎から社会の仕組みを理解しましょう。

就活での企業選びには直接関係することではないかもしれませんが、 ビジネス感度を高め、会社の創業当時の想いなどを知るきかっけにはなると思うので ぜひお勉強しましょう!

【会社設立の4形態】

世の中の会社には、株式会社合名会社合同会社合資会社があります。 合名会社と合資会社については、設立されることは稀ですので、実際の就活でも株式会社と合同会社に出会うことが多いでしょう

【株式会社と合同会社の違いって?】

会社は、消費者により良いモノやサービスを届けるために、事務所や工場への設備投資などをするので、その活動には「資金」が不可欠です。 その資金を会社の「」を発行して集めるのが「株式会社」です。 ひとつの会社では負担できないような莫大な資金を多くの人たちに「株」をとして買ってもらうことで要請するのです。 なので、実質、株式会社は会社の出資者=株の購入者のものであると言えます。 株主のメリットは、出資した会社の業績が上がれば、一般的に「配当金」をもらえたり、株主優待と呼ばれる様々な特典を受けられたりするのです。

そして、株式会社の次に一般的なのが「合同会社」。 中世オランダ発祥の株式会社とは違い、 合同会社は2006年に施行された会社法で定められた新しい会社の形態です。 株式会社との大きな違いは、活動資金を出資者本人が単体で賄うという点です。つまり、出資者と経営者が一致している状態を指します。 重要な意思決定ばどがスムーズに行えることが利点です。

設立のしやすさと事務処理の簡略差の面が株式会社に勝ります。 個人で起業をして、開業資金も自分で全部まかなえる場合は合同会社が良いと言えるでしょう。

初期設立費用の手軽さ、役員の任期自由、意思決定スピード、決算公開義務なしなどの項目から、起業がしやすく、事務処理にかかる費用が少ないことがメリットです。ちなみに、あの頭文字がアルファベットのAである世界的EC会社も合同会社です。

【おまけ①有限会社って?】

たま~に目にする「有限会社」は、2006年の合同会社が明文化されたときに設立が正式に不可能となった会社形態のことです。今でも、有限会社という屋号の会社もありますが、新しく有限会社を設立することはもうできません

有限会社と株式会社の1番の違いは、最低資本金の額や社員数などを含む、規模の大きさです。家族経営や個人事業など将来的にも規模を大きくする予定のない会社には有限会社が適していました。現在も有限会社の形態でビジネスを行う会社は、「特例有限会社」として2006年以降に定められたルールに基づいています

【合資会社と合名会社って?】

合資会社合名会社は、設立費用、意思決定方法、経営の主体などに大きな違いはないのですが、「出資者が負う責任の大きさ」が見分けポイントになります。合名会社は会社の債務者に対して直接連帯責任を負う無限責任社員のみで構成される会社です。 無限責任社員とは、会社の経営がうまくいかなくなった場合に個人の財産っからでも債務を返済する責任がある社員です。

【経営者目線への第一歩を踏み出そう】

経営者目線をももって業務を進める」営業、事務、販売などどんな職種でも目の前の仕事をこなすことは大切ですが、 お金の周りに目をむけおることによって、物事の見え方が変わり、さらにステップアップした仕事ができいるようになるかもしれません。 経営者目線の習得はこの不確実性の高い未来において非常に重要な役割を担います。 またいつか起業をしたいと考えている方は、どの会社形態が自分の事業内容に最も適しているかなどを判断する材料になるうでしょう。 このように就活を通じて少しずつ世の中の仕組みを知っていくのも楽しいですよ◎

Written by あやす
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