【GDやキャリアビジョンに有効◎】ひとりブレストでアイデアをカタチにするには?

アドバイス、インターン、基礎知識、学生生活、雑学

19年8月08日

中高まで学校の参考書を丸暗記して定期テストに挑むという暗記ベースの勉強スタイルでイイ成績を残していた人は多いはず。 基礎をしっかりと学習することはとても大切ですが、 大学からの勉強は一味違いますね。抽象度の高いレポートの議題に対して自らテーマと問いを設定して、さまざまな文献を読み込んで自分なりの意見をまとめます。

これらの違いは、「自分でやり方を考える」領域が増えるところ。 関連する情報や知識をインプットして、アイデアを出すなかで自分なりに道筋を決めていくことは、大学の課題だけでなく就職活動においてキャリアを考える時期にもとても役立ちます。

今回は、アイデアをカタチにするステップ「ひとりブレスト」の正しい使い方を紹介します。

【ひとりブレストって何?】

まず、「ブレスト」とはブレイン(Brain)ストーミング(Storming)の略で、 複数人の頭脳(Brain)を嵐(Storm)のようにかき混ぜるようにしてアイデアを発散していく発想法です。

複数人で行って異なるアイデアを組み合わせることで斬新なアイデアを生み出す特徴があるブレストをひとりで行うのが「ひとりブレスト」です。 日々、バイト先の仲間たち、大学の友人、インターンでの先輩などと時間を共に過ごすとその時に応じて感じること、考えはたくさんあると思います。

自分ひとりが発想する考えやアイデアを一度、頭の外に出して整理することで アイデアをカタチにするのに役立ちます。

【ひとりブレストをやってみよう】

まず、ひとりブレストに限らずブレスに欠かせないのが「目的設定」です。 何に向かってアイデア出すのかを最初に設定することでアイデアが格段に出しやすくあとで取捨選択がしやすくなります。

次に、頭のなかの情報を文字にすることで見える化して、それらをあとでカテゴライズしていく作業がしやすい形であればどのような手段でも大丈夫です。 一般的な方法は、付箋紙に自分の脳内にある情報や思考を自由に書き出して、そのあとに 付箋紙を手で動かしていくつかのグループに分けます。 そうすることで、異なるグループ同士を組み合わせて新しいアイデアが生まれることもあります。

【注意!ひとりブレストで新しいアイデアをだすために】

ひとりブレストを進めるにあたって、気をつけたいことが2点あります。

⓵「質よりも量を重視すること

ひとつの視点からでは、イマイチに見えるアイデアでも他のアイデアと組み合わせてみると、解決までの突破口となるアイデアになるかもしれません。 悩むよりも、まずできるだけ多くのアイデアを付箋紙に書き出してみましょう

②「制限時間を設けること

いくらブレストが新しいアイデアを生み出すのに有効な方法であっても、 無制限にダラダラと思いつくままに発言し続けても自動的に革新的なアイデアが生まれるわけではありません。 アイデアを出したら、「まとめる」ことが必要です。 なので、アイデアを出す時間とまとめる時間を設けてメリハリをもって行うことが大切◎

【アイデアを「まとめる」ためのフレームワーク】

アイデアを自由に書き出す作業が終わると、アイデアをグループ化して比較することで 新しいアイデアが生まれやすくします。 では、アイデアを「まとめる」作業に役立つフレームワークを紹介します。

アイデアは組み合わせ無限大!?「KJ法」

付箋紙に書き出したアイデアを並べて、似た内容の付箋紙をまとめていくつかのグループにします。 そして、各グループに名前を付けて、関連性のあるグループ同士を近くに並べて各グループの関係性を線や矢印を使って図解します。そうすると、相関図のようになって全体像が把握しやすく関係性がどのように生まれたのかなど新しい視点が得られます。 最終的に、新しく得た視点や要因を考えて文章化しアイデアを収束します。

【ひとりブレストで思考クセをつけよう】

人から聞いた話や本で読んだテクニックなどを鵜呑みにして、その場で判断するのではなく頭のなかでアイデアを量産して考える方が確実に厚みのある判断ができます。 今後、キャリアビジョンや卒論に取り組む際に自分で考えて道筋をつくる思考クセを身に着けておくと役立ちます。社会にでると、なおさら必要なことなので、学生のうちから頭の引き出しを柔軟に出し入れできる訓練を積み重ねていくといいかもです◎

Written by あやす
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