《平成最後の夏》夏の終わりってどうして切なくなるの?

雑学

18年8月31日

そろそろ八月も終わり。あんなに聞こえていた蝉の声も少しずつなくなり、空には夏の象徴である入道雲だけではなく、秋の空を飾るすじ雲やうろこ雲が見えるようになってきました。ふとした時の夜風が涼しくて、段々と秋が近づいてくるのがわかります。「平成最後の夏」ももう終わり。しかし、夏の終わりは毎年経験しているはずなのに、どうして切ない気持ちになるのでしょうか。
実はこれには面白い科学的な理由があったのです!今回はその理由について紹介していきます。

「季節性うつ」って知ってますか

ある季節限定で集中力の欠如や、無気力感、理由もない虚しさに襲われたり、自分を否定してしまったり、うつ病のような症状が表れてしまうことを言います。うつとは名前に入っていますが、「うつ病」とは違い、気分障害という神経症のくくりに分類されます。この季節性うつになりやすい条件として「日照時間の変化」があげられます。夏が終わりに近づいてくると、日が出る時間も短くなってきますよね?そうすると、体内のセロトニンというストレスを抑えて、心身を安定させるホルモンが少なくなっていくそうです。このホルモンはその効果から「幸せホルモン」とも呼ばれているんです。セロトニンの減少が、夏の終わりの切なさを作るのに一役買っているんですね。

「夏の終わりの切なさ」にこんな理由があったなんてびっくりですよね!!
しかしもちろん、全てがこの「季節性うつ」で説明できる訳ではありません。
これに加えて、「夏の終わりの切なさ」には昔の思い出や夏休みの終わりなど、何か人それぞれの理由もあるのではないでしょうか。

Written by S.M
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