外国語は誰に習えばいい?

雑学

18年8月01日

「英語を実際に使えるようになるために、ネイティブの先生に習いたいな」
なんて考えてる人、多いのではないでしょうか。「その言語を習得し、使えるようになるためには、その言語を母国語としている人に習うのが一番いい」と考えている人は、結構いると思います。外国人との交流ができる、「お手軽留学」を謳った多言語カフェもありますよね?
でも、これって本当に正しいのでしょうか?
私はこれまで、英語のネイティブスピーカー、英語を母語としない外国人、そして日本人から英語を学んできました。それぞれの長所短所についてお話します。

1.ネイティブスピーカーの先生

いいところは、なんといっても発音!生の発音が聞けますからね。英語やフランス語などはいろんな地域で話されているために、どの発音が正しいというのは余りありません。が、やはりやフレージングと呼ばれる話し方のテンポはネイティブスピーカーに学ぶといいと思います。あとは、自然な表現。文法上は成立する文章でも、不自然な表現というのは多々ありますので、それはネイティブチェックが入るとより洗練された言葉を話すことができますね。また、ネイティブスピーカーは、日本語が話せないフリをする、または実際に話せないことが多いため、「伝えよう」と必死になってその言葉を使うことになります。言葉は使えば使うほど上達します。
ただ、初心者がネイティブスピーカーと話すと意思の疎通が取れず、またネイティブスピーカーは呼吸をするがごとくその言葉を話すので、「なぜこの表現が正しいか」という文法上の説明ができないことが多いのです。

2.その言語を母語とはしないが日本語が話せない外国人の先生

その人が第一言語を何にしているかで長所短所は大きく変わってきます。たとえば、英語と文法構造が非常によく似た言語を第一言語とする外国人に英語を習うと、文法の説明ができないという点では同じになります。しかし、このタイプ先生のいいところは、3つの言語を比較しながら学べるというところ。私は、フィンランド語を母語とする先生に英語を習っていましたが、英語、フィンランド語、そして日本語の比較をするのはとても面白かったです。

3.日本人の先生

発音、自然な表現という点ではネイティブに劣ることも多いですが、日本語が通じる、そして第一言語が日本語で第二言語として英語を学んでいる先輩、という点ではたくさんの利点があります。まず、自分が躓くところをわかってくれるところ。先生も昔は同じところで躓いた経験があり、それを乗り越えてきた人ですから、どこで生徒が躓くかを一番にわかってくれます。また、文法をしっかり説明できる人が多いため、「なぜこの表現になるのか」をしっかり教えてもらえます。文法のルールがわかるのでしたら、それに当てはめれば違う文章も作れるので、効率よく勉強できるかもしれません。ただ、日本語が通じるからとお互いに甘えてしまって英語を使わないと、実用的な面での上達は遅くなります。

どうでしょうか。これから新たな言語に挑戦する皆さん、そして言語の上達を目指す皆さん、先生選びに役立ててください。

Written by はわ
  • このエントリーをはてなブックマークに追加
インターン求人を探す

おすすめ関連コラム