災害時、あったら役に立つ意外なモノ

雑学

18年7月30日

最近、大規模な自然災害が多発しています。私も先日の大阪地震で、長岡天神駅で10時間も身動きが取れませんでした。地震のほかにも西日本豪雨など、度重なる自然災害で防災意識が高まった方も多いと思います。今、皆さんは災害時の準備をしていますか?防災グッズといえば食べ物や水、服や携帯トイレ、救急セットが思い浮かびますが。実は意外と「あったら助かるもの」、逆に「準備していなかったが、無いと困ったもの」は多いです。今回は、そんな災害時に意外と必要なものを紹介します。

「安全ピン」

防災グッズの準備をしているときに、「そうだ、安全ピン入れよう」と思う人は少ないと思います。ですが、安全ピンはかなり万能なんです。水を入れた袋やペットボトルに穴をあけてシャワー代わりにできたり、布を止めて下着代わりにしたり、日常生活になくてはならないものを代用することができます。また、腕を骨折した場合、布とピンを使って、アームリーダー(腕を吊るす際に用いられるもの)を作ることもできます。このように、安全ピンは幅広い用途で使用することができる優れものなのです。

「サランラップ」

続いてはサランラップ。災害時、水もガスも電気も止まった状態で、避難所ではなく自宅で被災生活を送る際、「水不足」が大きな問題となります。電気はロウソクや手回し発電機能付きライト、ガスは携帯用ガスコンロなどである程度は代用できます。ですが水は底が尽きれば終わりですし、シャワーにもトイレにも水分補給にも使うため、消費が激しいです。
そんな状況で、洗い物などに使う水は極力減らしたいですよね。そんな時、食器にラップをかぶせることで、食器自体を汚すことなく食事をとることができるのです。紙の食器と比べて使った後、ごみとしてかさばる事もありません。また、ラップを伸ばしてねじり、それを3本ほど編むことで、強度の高いロープを作ることも可能です!

 

「快眠グッズ」

アイマスクや耳栓をはじめとする快眠グッズ。実は、避難所生活においてかなり必要なものなのです!避難所では、多数の人間が同じ空間で生活し、段ボールで区切られた範囲が自分の空間となる場合が多いため、周囲の生活音はダダ漏れです。そのため、いびきや子供の泣き声など、睡眠の妨げとなるものはとても多いです。「たかが睡眠。水や食料に比べると、睡眠なんて重要じゃない」と考える人もいるでしょうが、睡眠は日中のパフォーマンスに直結します。質の良い睡眠をとれていないとストレスが増し、避難所でノイローゼになってしまうかもしれませんし、何より再び災害が起きた時に体がいつものパフォーマンスを発揮できず、逃げ遅れてしまうかもありません。災害時、不安や環境などで、睡眠の質が落ちてしまうのは必至ですが、少しでも疲れをとることができるように、快眠グッズは用意しておきましょう!

最後に豆知識というか、災害時に役立つ知識を紹介します。災害時などの緊急の場合、災害時優先電話といって、通信規制がかかった場合でも、公衆電話からは電話がかけられるようになっています。また、NTTの通信ビルから回線を通じて電力が供給され、通話終了後にはお金、テレホンカードが戻ってくるようになっています。そのため、停電中、携帯の充電が切れた場合に、とても役立ちます。

災害はいつ起こるか予測不可能なので、日頃から徹底して備えましょう!

                                    
Written by K
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