糖化を知って、健康な肌へ

雑学

18年7月12日

季節の変わり目でだんだん暑くなってきましたが、体調など崩していませんか?
体調と併せて気になるのが、肌の調子ですよね。肌を健康に保つために、水分や油分のバランスを保つとか、外的刺激を与えないように気を付けるとか、睡眠不足やストレスをなくすとか…、基本的な情報は、すでに世の中に出回っていると思います。
それらはもちろん必要な情報ですが、肌が荒れてしまうのを予防するために肌の「糖化」というものにも気を付けなければなりません。みなさんは「糖化」とは何かご存知ですか?今回はそんな「糖化」についてのお話をします。

糖化とは

私たちは普段の食事から、糖質を摂取しています。糖質とは砂糖をはじめとした“甘いもの”だけでなく、ごはん、芋に含まれるデンプンも糖質の仲間です。
糖質は私たちが生きていくうえで必要な栄養素ですが、この糖質を必要以上に摂取すると、体の中で過剰に摂取した余分な糖が体温の熱によってタンパク質と結びつき褐色に変色します。これが糖化です。この糖質が結びついたタンパク質は、硬くなり劣化していきます。この劣化したタンパク質は、AGEs(Advanced Glycation End Products)という物質に変化し、蓄積します。このAGEsが体内に増えると、肌にとって良くないのです。黄色くくすんでしまったり、たるみやシワなどの老化を促進してしまったりするのです。
ほかにも糖化の影響で、ターンオーバーが悪くなってしまうこともあります。それはなぜかというと、細胞の材料はタンパク質なのですが、このタンパク質が糖化してしまうので栄養がうまくゆき渡らなくなります。そのせいで新しい細胞の生産が遅くなってしまうので、ターンオーバーが遅れ、肌を健康に保てないということです。

どうすればいいの?

肌の糖化を防ぐ対策、まず一つ目は、単純に「甘いものを取りすぎないこと」です。スイーツやお菓子が好きだ!という人もたくさんいると思いますが、一日の摂取量を考えて食べるものを選ぶことを心掛けるとよいですね。
二つ目は、「血糖値が急激にあがるのを防ぐ」ということです。食事や感触をすると、その直後から血糖値が上がります。血糖値を揚げないためには軽い運動が効果的なのですが、この「軽い運動」というのは、ウォーキングなどまで行かなくとも、掃除やお皿洗い程度の家事でも効果があるそう。とはいえ、肌の糖化に関しては、血糖値の上昇はそこまで神経質になる必要はないかもしれませんね。
 三つめは「紫外線対策をする」ということです。そもそも日焼けやシミなどの予防で、美肌を保つために不可欠な紫外線対策ですが、糖化を防ぐためにも非常に効果的です。紫外線の刺激により、活性酸素というものが発生します。その活性酸素が細胞や組織を酸化させ、錆びつかせることで肌の老化を促進させてしまうのだといいます。 体内で酸化がすすむと同時に糖化も促進されてしまうのです。紫外線対策というのは、日焼けの予防以外にも糖化を予防するのに必要なケアなのですね。

肌悩みをなくして自信をつける

就活やインターンで多くの人の目に触れる機会のある就活生。それ以外にも、アルバイトで接客をしている皆さんも、肌が荒れると気になってしまうのではないでしょうか。季節の変わり目に加えて、いろいろと考えることが多い就活生にはストレスが溜まってしまったりなどとということも・・・。みなさんが肌を健康に保つために、簡単な知識をつけて、自信をもって人前に出られるようになれれば幸いです!

written by 春山
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