【外国語の習得に役立つ!】日本の英語教育のメリット

アドバイス、基礎知識、雑学

18年7月06日

「日本の英語教育は、コミュニケーションではなく文法に重点を置いているから駄目だ。スピーキングやリスニング、ライティングに力を入れよう」
なんて意見、聞いたことありませんか?この意見は、ある意味では真実です。
私も日本の普通の中学高校で昔ながらの英語教育を受けて、いわゆる受験英語を学び、大学に入りました。話すこと、書くことといったアウトプットといわれる作業が本当に苦手で、帰国子女やハーフなどの「自然に英語を学んできた」人たちと自分を比べて劣等感を感じることもあります。自分の親が海外赴任してくれてたらなあ、なんて思うことも少なくありません。

英語、という面だけでみると、日本の受験に特化した普通の英語教育を受けてきた人たちは、帰国子女やハーフに比べると不利です。なぜなら、母国語として日本語を習得したあとで、第二言語として英語を学ぶ私たちと違い、彼らは第一言語の習得と同じように英語を習得するからです。
でも、ちょっと視野を広くして、「外国語の習得」という場面で考えると、日本で英語教育を受けた人のほうがちょっと有利かもしれません。

なぜなら、英語を第二言語として文法から学んだ人は、文法用語を知っていて、 文法書が読めるから。呼吸をするように英語を習得してきた人たちは、文法書に書いてあることが理解できません。それは、日常生活で英語に触れて、英語を習得してきたからです。でも、いわゆる純ジャパといわれる人たちは、一生懸命受験期に英文法を勉強した経験があるので、文法書を読むということに抵抗がないし、それを読んで理解することができます。これが大きなアドバンテージになります。

なぜアドバンテージになるのか。それは、文法書が読めると、ある程度一人で外国語が勉強できるからです。空気を吸うように外国語を習得するためには、その言語が日常的に使われている環境に身を置く必要がありますが、文法書が読めれば、文法を一人で理解することができます。すなわち、言語のルールを知ることができるので、文章の意味を本を読んだだけで理解できるようになるのです。

英語も日本語もできる人はいっぱいいます。そんな人に語学力という面で勝つには、自分の使える言葉の数を増やすことが重要です。日本で教育を受けてきた私たちは、その効率的な増やし方を知っています。これを生かさない手はありません。 ぜひ、第二外国語をシステマチックに学んで効率よく身に着けてみてください。

written by はわ
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