ボランティアよりも志を高く。あえて社会実践型の学生組織として活動することで 本当の意味で社会貢献をする。それが『学生販促隊』です。

インタビュー、学生生活

18年1月11日

「おもしろいことをやらかそう!!」をキーワードに活動

2012年10月に設立した学生販促隊。学生たちが数々の企業との交流を通じて多くの気付きを得ながら、企業もまた、学生たちの発想を活かした活動や事業を生み出しています。「おもしろいことをやらかそう!!」彼らは主に企業の発展のためにできることや企業が抱える課題を学生目線で分析し、解決します。学生にそんなことができるの?と思いインタビューをすすめるも、その不安は一瞬にして無くなりました。 なぜなら、彼らの行動量・発想の転換の仕方・リサーチ力、どれをとっても魅力的でむしろクリエイティブなのです。 では、彼らはどうやって課題解決を実施しているのでしょうか。

企業と会議を行い、課題解決を提案

420万社あるといわれる日本企業のうち、中小企業は99.7%。そんな中小企業では、経営者の悩みがそのまま企業自体の課題であることが多く、学生販促隊ではその悩みを聞き出し改善のアイデアを提供しています。 活動方法は、製造業・福祉・販売・メーカーなど様々な企業にテレアポを行い、興味を持っていただいた企業にヒアリング。聞き出した様々な課題について、 まずは毎週月曜夜に行う全体ミーティングで学生同士で議論。そこで出したアイディアを企業に持ち込み、ジョイントベンチャー(JV)と呼ぶ会議を行っています。 例えばパウンドケーキ専門店で「女子大生にウケるメニューは?」という課題に対し、500円ワンコインのメニューを提案し採用されるなど、学生でありながら実際の企業活動に参加し、貴重な「社会での実践経験」を得ています。

2018年春オープン!「自習室」の運営に挑戦

6代目代表である桒原明伽さんは3名のメンバーを率いて新たな目標にチャレンジ。 ビルの3フロアを借り、学生たちのビジネスを立ち上げるために準備を進めています。 その内容は、学生や社会人が落ち着いて勉強できる空間を提供する「自習室」。 スタートに際しては、「自習室」がビジネスとしてニーズがあるのか。また、どの年代に最も受け入れられるのかなど、 事業を展開する堺東駅前で実地アンケートを実施。ようやく思いに合った「自習室」のイメージを固めることができました。 財務・備品の購入や、オープンしてから起こり得る問題など多くの課題をシミュレーションしながら、事業計画書を作成。 「計画書を作成しながら、自分たちの知識の少なさを実感しました」と話しながらも、着実に準備を進め、 いよいよ2018年春にオープンを予定しています!

企業へのビジネスに参加し、自分たちでもビジネスを行う学生販促隊。
これからも関西の企業と学生の架け橋になることは間違いなさそうです。

【今回取材させていただいた販促隊メンバー】

三島和人さん 大阪経済大学1年生/静岡県出身(2017年4月~)

講義や学外でのイベントで得た知識アウトプットしていくことを目的にネットで見つけた学生販促隊に入隊。 親が中小企業の会社経営していることもあり、将来、学生ベンチャー設立を目指し学業と両立しながら活躍しています。

桒原明伽さん 学生販促隊代表(2017年1月~)

九州出身の彼女は東京ではなく、大阪で視野を広げたいと思い、関西学院大学に入学。 東京は合わないかも(笑)と思い、また心理学に強い大学ということで同学を選びました。 自分の目指している将来の女性像=カッコイイ女性は仕事バリバリ&家庭しっかり。 そんな自分になるため色々と調べ、営業が身に付きマーケティングにも携われる 学生販促隊の入隊を決めました。

https://gakuseihansokutai.jimdo.com

written by カズ