就職前に知っておきたい「賞与」のこと

雑学

17年12月06日

学生のみなさんにはまだ先のことですが、社会人になると、この時期、気になるのは「賞与」。ボーナスという呼び名のほうがピンとくる方もいるかもしれませんね。
よく会社の給与条件に「賞与2回」などと書かれていたりするように、一般的には夏と冬の2回、月給とは別に特別に支払われるお給料のことを「賞与」または「ボーナス」と称します(もちろん企業によっては、1回、3回と回数が異なっているケースもあります)。今回は、このボーナスについて、ちょっと掘り下げて見てみましょう。

賞与っていつくらいからあるの?

日本では、江戸時代に商人がお盆と年末に奉公人に対して配ったのが始まりです。夏は「氷代」、冬は「餅代」などと呼ばれ、何かと物入りなこの時期に特別な給金として支払われたようです。ここから派生して、現在のように賞与と呼ばれるようになったのは、1876年(明治9年)の三菱商会が最初だったようです。
「●●代」といえば、えあままは以前、雪深い山形県置賜地区に住んでいたことがありましたが、冬が近づくと「薪代」というものが支給されていました。いわば寒冷地手当のようなものでしょうか。雪のない地方に比べて、灯油など暖房に使う金額は非常に多いので、「薪代」が出るのは大変助かったのを憶えています。ボーナス、賞与というより、「●●代」として出る方が何となく風情があっていいなあと思いませんか?

気になる賞与の額は?

賞与は「賃金」の一種ではありますが、その額については企業がその年の実績に応じて決めるのが一般的です。定期的に支払われる月給とは異なり、賞与は特別給のため、必ず支払われるとは限りません。ただし就業規則などで支払額などが規定されている場合は、企業がそれに則って支払う義務が生じます。支給額については、1回の賞与につき、月給の0.5~3か月分というところが多いようです。実は欧米などでは、ボーナスは多くても月給の0.5~1か月分といわれており、日本の賞与がいかに特別なものかを物語っていますね。
また、新規採用の社員に対しては、最初の賞与は支払われないか、月給の1か月未満に抑えられるケースが多いようです。

賞与がない企業を選んだら損?

賞与があるのは嬉しいことですが、仮にみなさんが行きたい企業に賞与がない場合はどうでしょう?「賞与がないなんて、損しちゃうんじゃない?」と思うかもしれませんが、よくよく考えてみると、賞与がないからといって、必ずしも損をするとは限りません。・・・というか、むしろメリットである場合も多かったりします。
賞与が出ないケースとしては2種類あって、ひとつは業績が低迷していて賞与が出せない企業である場合、そしてもうひとつは、賞与がない代わりに、基本給を高く設定している場合です。
後者の場合、毎月安定して高い月給が支払われていることが最大のメリットになります。先に述べたとおり、賞与は特別給のため、支給額は業績によって異なってくるので、いつも同じ額が支払われるという保障はありません。あまりに業績不振な時期には賞与が出ない可能性もあり得ます(就業規則に賞与の支払いについて明記されている場合は別)。
このように、不確実な要素のある賞与と月給を合わせた年俸より、賞与はないけれど安定して固定給が支払われるほうが、実際の年俸が高くなる場合もあります。
賞与がない、または賞与の額が少ない・・・ということは、必ずしもマイナスポイントではないのだということを憶えておきましょう。

もちろん特別な給料である「賞与」がもらえるのは嬉しいものです。ただし、就職する企業を選ぶときは、年俸、条件などをよく読んで、総合的に判断するのが望ましいですね。お金は大事ですが、それ以上に自分がその企業でどんなことをしたいのか・・・ということのほうがはるかに大事だったりします。どんなに金銭的に恵まれていても、仕事が退屈で面白味がまったくなかったら・・・えあままだったら、やっぱり自分の夢が実現できそうな仕事を選びますね。お給料や賞与は、自分のやりたい仕事の延長線上にあるのかもしれません。みなさんも、いろいろ考えてみてくださいね。

Written by えあまま
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