ボジョレーヌーボーに「解禁日」があるワケとは★

雑学

17年11月17日

11月の第3木曜日といえば、ボジョレーヌーボーの解禁日。成人の学生の中には、すでにワインの味を覚えて楽しみにしているという人も多いのではないでしょうか。世の中にワインは数あれど、なぜボジョレーヌーボーにだけ解禁日があるのでしょうか?今回はその秘密を探ります。

ボジョレーヌーボーの始まり

「ボジョレー」はフランスの地区の名称で、「ヌーボー(nouveau)」はフランス語で「新しい」という意味。つまりボジョレーヌーボーとは、ボジョレー地区でその年に収穫された新しいブドウを使って作られるワインのことです。ワインを愛する国フランスでは政府がワインについての規制を細かく定めていて、ボジョレーヌーボーの解禁日もフランス政府が決めたもの。その目的の一つが、品質を保つことです。ボジョレーヌーボーが世間に出回り始めた当初、人々はその味に魅了され、たちまち大人気のワインとなりました。結果、メーカーの競争が激化し、より大量に生産しようとまだ出来上がっていない低レベルのワインまで出荷されるようになってしまいました。そこで政府が解禁日を設定し、一定の品質に達していないワインの出回りを防いだというわけです。

解禁日を破るとどうなるの?

では、解禁日を守らなかったときは一体どうなるのでしょうか?
フランスの業者が解禁日を違反すると、フランスの法律に違反することになるため、翌年から違反業者は販売できなくなる可能性があります。日本の場合は、解禁日は国の法理ではないため販売業者や飲食店が仮に解禁日を守らなくても処罰が下ることはないそうです。

たとえ罰則がなくても、美味しいワインを堪能するなら解禁日に盛り上がることが一番!
最近は手軽に購入できるものも増えているので、仲間と一緒に自宅で飲むのもオススメです。今年も大いに盛り上がりましょう!

Written by ふじこ
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