関西大学を代表するフリーペーパーLin:KU(りんくう)のメンバーにお話を伺いました。

インタビュー、学生生活

17年8月10日

今回、インタビューを受けて頂いたのは女性部員2名。 3年生の松本知那美(まつもとちなみ)さんと、2年生の小出梨菜子(こいでりなこ)さん。 Lin:KUはデザインや書体の使い方・カメラワーク・ライティングにこだわり、クオリティが高くて読みやすい、まるで出版社が発行しているようなフリーペーパーです。

「コンセプトづくりはプレゼンで白熱!」

Lin:KUは毎号、コンセプトを決めて発行しています。取材時手にしたvol.15は「背伸び」。 バックナンバーは「時めく」「天才」「ON」「告白」「いざ」など。 コンセプト決めは部内のプレゼン式で行っています。それぞれが思い思いの企画を持ち込み、企画部が中心になって決めていくそうです。

その「背伸び」vol.15号にある「青い鳥を夢の中に尋ねる」ページの逸話を聞きました。 それは「もし今の自分に物足りなさを感じていたとしても、案外、幸せはすぐそばにある。 だから、ありのままのあなたでいいんです」という、ご存知、幸せの青い鳥の童話になぞらえたもの。 高校生から大学生になり、どこか背伸びをしている学生に「無理に背伸びしなくてもいいよ」と諭してくれる記事。 二人は目を輝かせ、弾んだ声で、夢中で話してくれました。

それもそのはず、当ページのデザインは2年生の小出さんが担当。 テーマに合わせ、起承転結にまとめたイラストは、なんと全て手描き。 レイアウトされている歴史上の人物も、誰もが親しみを感じるタッチで描かれていました。 ちなみに小出さんはもともとLin:KUが大好きで、同じ関大生でこんなにいい物が創れるんだ!と憧れて部員になったそう。 Lin:KUを読んでくれた人たちに、少しでもプラスになればそれだけで嬉しいです。と思いを語ってくれました。

一方、副部長を務める松本さんは、誰からも慕われるお姉さん的存在です。 広告営業も担当しているため、毎号の経費捻出というプレッシャーと常に戦っているのですが、 それを感じさせない純朴な笑顔が印象的でした。その松本さんは、毎号のコンセプト案のプレゼンを幾度となく勝ちとっています。 これまで「背伸び」「時めく」「告白」は彼女の案が採用されたそう。 素晴らしい栄冠の持ち主なのに彼女らしく、謙遜しながらそっと話してくれました。

等身大のメンバーが、手づくりで制作しているLin:KU。
関大生だけではなく、誰もが読みたくなるバラエティに富んだフリーペーパーです。

Lin:KU…年3回、各4000部発行。
現在、10名の関大生が制作から発行・配布まで行っています。
配布は大学近隣のショップへの設置や、部員自ら手配りが主。
中津にある学生フリースペース「賢者屋 梅田店」にも設置されています。
ぜひ一度は手にしてほしい、フリーにするにはもったいないフリーペーパーです。

Written by インターンバイト運営事務局