ネパールの教育支援を通して学生ならではの交流を!「国際協力学生団体KIVO」インタビュー

インタビュー

17年11月24日

今回は、ネパールに本を送ったり、交流を深める・・・などの活動を通して、学生ならではの教育支援を行っている学生団体「KIVO」の代表お二人に、国際交流の楽しさ、難しさをお伺いしました。

お話を伺った方
代表:梶崎さん
副代表:庄司さん

■どういった活動されていますか?

梶崎さん:一言でいうと、ネパールで教育支援をしている学生団体です。
今はインターカレッジの団体ですが、慶應義塾大学の学生が8年前に立ち上げた団体で【KEIO INNTERNATIONAL VOLUNTEER ORGANIZATION 】の頭文字が団体名の由来です。

■ありがとうございます!実際にネパールに行くのは年に何回ほど行かれるのですか?

梶崎さん:年に2回で春と夏に行きます。春渡航は全員で行き、夏渡航は5人くらいの少人数で春に向けた調査を行ないます。

■それでは、具体的にネパールでどんなことをしているのか聞かせてください。

庄司さん:主に3つあります。1つ目が、「本を送る企画」をしております。首都カトマンズで教科書や絵本を選定して村に送り届けたり、村の教師にレクチャーして本の魅力を伝え、どうやったら本に興味を持ってもらえるか企画を行なっています。
2つ目が、「交流」です。私たちの団体の理念が“学生ができることを通じて、社会に影響を与える”というものなのですが、力は企業・社会人と比べたら弱いかもしれませんが、決して無力ではないという思いから、「学生にしかできないことは何だろう」を考え「社会にどう影響を与えていこうか」、そういう理念を持って活動しております。
その中で自分達の活動指針ですが“国際交流を軸とした国際協力”というものがあります。
国際「支援」というよりは、「交流」に重きに置いて活動しております。一昨年はダンスフェスティバルを実施しました。
ネパール人はダンスが好きなので、ダンスをしていれば仲良くなれちゃいます!笑 今年の3月に行った時は運動会をしました!現地の子ども・先生・KIVOのメンバーで30人31脚や大縄跳び・玉入れをやって交流を図りました。
3つ目が「現地調査」です。夏に行なっている調査と被る部分があるのですが、現地のニーズを調査する為に、村の人々や小学校に行って先生にインタビューして状況や現地の課題を調べたりしました。
あとは個人企画で、栞を作る企画やゴミ箱の使い方を教えたりする企画をしております。

■色々行なっているんですね。まず「本を送る企画」についてお聞きしたいのですが、本は基本的に現地で選ぶんですね?

庄司さん:はい!

■てっきり日本で買って現地に送るのかと思っていました・・・。ということは、ネパール語の本を選ぶということですよね?
ネパール語で書かれている本の内容ってわかるものですか?

梶崎さん:英語とネパール語の本選んでいるのですが、英語に関しては自分達で調べてわるのですが、ネパール語に関しては参考書や現地コーディネーターや本屋のおじさんに聞いたりして選んでおります。

■なるほど!持って行って見当違いの本だったということはないですか?(笑)

梶崎さん:たぶんないと思います!(笑)

■それならよかったです!お二人は英語堪能なのですか?

梶崎さん:私はしゃべれて、庄司はそんなにできないって感じです。メンバー内では帰国子女の人もいるので、人によりけりです。

庄司さん:村の子ども達はネパール語しか話せないことが多いので、逆に差が出ないかなと思います!

梶崎さん:ネパール訛りの英語なので、普段流暢な英語を聞いている子は「わかんない!」って叫んでいる子もいます(笑)

■ネパール訛りとかあるんですね!
次に「交流」についてお聞きしたいのですが、一昨年がダンスとのことですが、日本で覚えて現地で披露ですよね。指導もするのですか?

梶崎さん:そうですね!青チーム・赤チームで分かれて競いあうってこともやったりしました!

■なるほど。ネパールについて無知で申し訳ないのですが、先進国・発展途上国のどちらかというと、発展途上国という認識でよろしいですか?

梶崎さん:そうですね。インフラがまだ整っていないので、道がガタガタな場所が多かったりします。なので、みんなドライブスキルが凄いです!
ただ、カトマンズに関してはオシャレなお店があるので、旅行するにはいいと思います。

■日本が綺麗すぎますからね・・・。最初は戸惑わなかったですか?

庄司さん:自分は初海外がネパールなので、海外はこんな感じなのだなって思いました!
無知はいいなと!(笑)

■だいたい何週間滞在するのですか?

庄司さん:春・夏両方とも2週間です。春に関しては、1ヶ月を前半・後半でわけて行くので3週間滞在するメンバーもいます。

■長いですね!何かエピソードあったら教えてください!(笑)

梶崎さん:男子が毎日身体を洗うんですよ!!女子は3日に1回くらいのペースで我慢してたのに!!

庄司さん:メッチャ怒られました・・・。男子はパンツ1丁で水浴びができるので・・・(笑)

梶崎さん::村の皆で使う水ですし、1日で使える量は限られているからもっと大切に使わないと!!

庄司さん:めっちゃ反省しました・・・。

■なるほど・・・(笑)水は大切にしないといけませんね。!
運動会の話を聞かせてください。

庄司さん:ひとつの学校に対して、80名+先生+メンバーで行いました。

■ひとつの学校というと?いくつかの学校に訪問したのですか?

庄司さん:4つの学校に訪問して、本を送って調査して運動会をしてきました。

■なるほど!1回の開催で80名+先生+メンバーということですね!?

庄司さん:そういうことです!!

■結構激しいですね!

梶崎さん:後半は大学生の疲労がすごくて・・・(笑)昼間は暑くて体力を奪われました!
子どもの体力は底なしですね!

■行く前と行った後で価値観は変わりましたか?

庄司さん:とても変わりました!自分的には経験するくらいの感覚で行ったのですが、今はネパールの子ども達の写真を見ると元気もらいますね。
最初は「何かしてあげている」感覚だったのですが、逆にもらってましたね。

■なるほど!他団体の方も同じこと言ってました!
次に「現地調査」に関してお聞きしたいと思うのですが、率直に何をされるのですか?

梶崎さん:春渡航では、今の村の現状を聞いたり、今後の活動に関して聞いてまわります。

例えば、今の子ども達が「どんな本に関心があるのか」「どういう本を読みたいのか」支援先の村人の気持ちを知ることが多いです。
調査だけが村人を接触する唯一の機会なので大切な時間です。

■ありがとうございます。結構真面目にやられていますね!

梶崎さん:そうなんですよ!!!
別に遊んでいないわけではないのですが、全体的な風潮として真面目ですね。

■毎回現地調査しているというのは初めて聞きました!

梶崎さん:そうですね。先輩達からずっと言われているのですが、去年やったから今年も同じことをするのは違う!と言われています。こういう文化の団体ですね。

■文化ですね~。今更ですが、なぜ【KIVO】に入られたのですか?
サークルは無数にありますし、他のボランティア団体もある中で。

梶崎さん:私はそもそも「学生団体」という存在を知りませんでした!!
ちょっと真面目なサークルかなというイメージでした。
最初に【KIVO】に見学へ行った理由は、3つうえの6期に年上の幼馴染が【KIVO】に在籍してまして、大学生活どうしようか考えている時、そういえば!と思って自分から聞いてみました。大学入ってやりたいことを見つけたいという気持ちが一番大きかったですね。

庄司さん:自分はずっと柔道しかしてこなくて・・・
色々新歓行ったのですが、なにもピンとこなくて。
ひとつテニスサークルに入って2回ほど練習行った時の帰りに、何か違うなと思い、ボランティア系の団体を探していて【KIVO】をみつけました。

■そんなきっかけがあったのですね!今は何人くらいメンバーがいるのですか?

梶崎さん:今は40名弱ですね。

■大学はバラバラですか?

庄司さん:バラバラですね。おそらく25大学くらいかなと思います。

■定例会はありますか?

庄司さん:毎週土曜日に行なっています。
【KIVO】はミーティングが長いことで有名なのですが、13時~19時くらいまで6時間程ですね。短縮しようと思っているのですが、切り詰めてこの時間です。

■そんなに何を話すのですか?

梶崎さん:【KIVO】はプレゼン形式のミーティングなのです。一人ひとりその議題にあったパワポを作って、土曜日までに練習してきます。作ったパワポを5分で終わらすのは無理なので、1回のプレゼンが長くなって、それが4つほどあるとあっという間ですね。

■めっちゃ真面目ですね!!今後、どんな団体にしていきたいですか?

庄司さん:9期として自分達の色を出していきたいと思います。
欠点を見つけるのではなく、いいところ・色を伸ばしていきます。

■ありがとうございます!
それでは、最後にこの記事を見ている学生に何かメッセージをお願いします!

庄司さん:ボランティア = 無償だと思うですが、いかに無償の中で価値を見出すのが大切だなと思います。ある意味自分への挑戦です。
自分のポリシーとして、『今できることを一生懸命に』がありますので、過去・未来も大切ですが、今できることを一生懸命頑張っていければいいと思います。

梶崎さん:どこにいっても、「なにをするか」が大切だと思います。
留学に行っても、留学先で何をするか。インターンならインターン先で何をするか。それがないと、居るだけになってしまいます。
ただ、それを上回るのが『誰とやるか』が凄い大切だと私は思います。
なので、大好きなメンバーと今後も活動していきたいので、まわりの人を大切にして活動していきます!
今後の【KIVO】をよろしくね♡

長時間ありがとうございました!!

ネパールの教育支援を通して国際交流を行っている「国際交流学生団体KIVO」。
KIVOの活動についてはこちらをご覧ください。

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